28日、茨城県水戸市の水戸済生会総合病院で女性患者(69)が医療ミスで亡くなっていたことがわかりました。
手術後の痛み止めの注射の際に、適正な量の10倍の量も薬を投与していたそうです。
痛み止めの薬とは塩酸モルヒネで、2.5ミリ投与するところを25ミリ投与してしまったようです。
今後、水戸済生会総合病院は調査委員会を設置し、原因を追求すると発表しています。
モルヒネってなんとなく名前は知っているけど痛み止めの薬だとういうことすら知りませんでした。
私のように知らなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はモルヒネについてまとめてみました。
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モルヒネとは痛みを緩和する効力が強い薬
モルヒネとはアヘンアルカイド系の麻薬であり、痛み止めとして使われています。
そうなんです。麻薬なんですよ!びっくりしますよね。笑
主な成分はモルヒネ塩酸塩水和物といいます。
モルヒネには3つの効用があります。
①痛みの原因であるオピオイド受容体と結合。痛みを抑制する効果。
②脳にある咳中枢の興奮を抑制。咳を抑えることができます。
③消化器官の活動を抑制。下痢止めの効果があります。
痛み止めとして有名なモルヒネですが、その他にも効用があったんですね!
ただ効力はかなり強いようで、副作用に注意して使う必要があるそうです。
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モルヒネの副作用は?
今回の件のようにモルヒネは適正な量を間違えると、副作用により亡くなってしまう事態が起こり得るのです。
主な副作用として、
・眠気
・吐き気
・便秘
以上の3つがあります。
また、モルヒネを服用し始めて2週間くらいは吐き気が止まらないようです。
さらに副作用が強くなった場合、
・頭痛
・目眩
・気管支痙攣(きかんしけいれん)
・麻痺性イレウス
などの様々な症状が出る可能性があります。
そして最悪の場合、今回のケースのように亡くなってしまっています。
効き目が強い分、適正量を超えてしまうことは身体によくないのでしょう。
末期ガンの患者の方には痛み止めとしてなくてはならない薬となっているモルヒネ。
非常に危険な薬であることを再度認識し、医療関係者の方には危機感を持って扱ってほしいと思います。
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