どんどんと進化し続けるIT技術。その進化がここまで来たのかという印象だ。
なんと人間の体内にマイクロチップを埋め込み、社員証のように活用したり、鍵やクレジットカード、Suicaのような交通機関の支払いに活用したりされているとのことだ。
この技術はどこまで普及するのだろうか。
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ペットでは既に普及
今回は人間に埋め込むことで話題となっているが、実はペットにマイクロチップを埋め込むことは既に当然のこととなっているようだ。
日本の環境省のホームページでもマイクロチップの埋め込みを推奨している。
マイクロチップに情報を入力することで個体識別が可能となるようだ。
もともとヨーロッパやアメリカで活用されており、日本でも活用されるようになっている。
スイスやフランス・ベルギーなどではマイクロチップの埋め込みは飼い主の義務化されている。
日本でもH24年9月に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」附則第14条および第15条において、H30年までにマイクロチップ埋め込みの義務化を検討すると発表している。
費用は埋め込み自体に数千円〜1万円、情報の登録に別途千円が目安とのこと。
ちなみに埋め込みの際、通常の注射と同じくらいの痛みがあるようだ。
人間への活用
人間への活用については、スウェーデンで実際に行われている他、オーストラリアやアメリカで話題となっている。
アメリカでは2010年の「オバマケア法案」が承認された際に、文面中にFDA(アメリカ食品医薬品局)が定める「クラス2デバイスのインプラント」が可能になる条項が記載されていた。
また大手放送局の『NBCニュース」の特集で、なんと今年2017年には人間にマイクロチップが埋め込まれており、救急搬送された患者の身元確認に活用されることを予想して物議を醸していたいた。
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今回スウェーデンで話題になったのは、ストックホルムにあるIT企業「「エピセンター」でなんと約150人もの社員がマイクロチップの埋め込みに同意したからだ。
冒頭に述べた社員証としての活用以外に、社員の労働時間や所在場所、健康に関するデータまで把握できてしまうようだ。
個人的には恐ろしすぎる話だが若い社員の方はむしろ埋め込みを希望していたようだ。
気になる日本での普及
日本では普及するのだろうか。
まことしやかに囁かれているのは、昨年から始まったマイナンバー制度はマイクロチップ埋め込みの布石だという噂だ。
噂の中にはそのマイクロチップの中に青酸カリを入れ、例えば命令に逆らった自衛隊員は抹殺されてしまうというような超過激なものまである。ここまでくると右翼的な何かを感じ得ないが…
実際は活用が始まったスウェーデンや、今後活用される可能性があるアメリカやオーストラリアの結果によって日本でも活用されるか決まるだろう。
進歩のモチベーションの根源は利便性を追求することだが、同時に失うものもある。
国民一人一人が冷静に判断すること必要だ。
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